世界の名作ソファの張替え

世界各国にはいろいろなデザインや特徴を持ったソファや椅子が数多くあります。今回は歴史のある伝統的なソファの張替えをご紹介いたします。

<チェスターフィールドソファ>
英国発祥の伝統的な革製家具で200年以上に渡り愛され続けてきたソファスタイルです。

総革張りのソファで、肘や背中、座面の下部分にはしぼりのボタン締めが施されていて、飾り鋲で縁どられているのが特徴です。非常に存在感があり、お店で使われたり、ドラマなどでも拝見するソファです。


Before


イギリスから直輸入された、3人掛けのチェスターフィールドソファです。アンティークのソファなので、革にダメージがありました。良く見るとデザインや革の仕上げ方が違います。


~分解~


まずは革をはがしていきます。
裏返しにして、底布、背裏や肘の外側から
順番にはがしていきます。


革をはがした状態です。フレームやバネ(スプリング)、ウレタンの状態を確認して、修理、補修をしていきます。



はがした革です。見た目が爬虫類の革みたいですね。生地を折り曲げてボタンで引き込みながら張っていきますので、すごく手間のかかる作業です。


AFTER



本革から白い布生地に張り替えました。全く違うソファに生まれ変わりました。ワイルドから清楚なイメージに変わり、非常に清潔感がでました。


Before



1人掛けのチェスターフィールドソファです。こちらもイギリスから直輸入された
アンティークソファです。デザインや大きさが多少異なります。


After


1人掛けのソファは非常に斬新な張替えとなりました。表側にはダイヤ柄や花柄の非常に特徴のあるモケット素材の生地を使用しました。裏側にはピンク色で同じくモケット素材の生地で張り上げました。ツートン張りの色のバランスが絶妙の組み合わせで、非常に合っていますね。

1人掛けのソファの納品後のお写真です。


今回張替えをご依頼いただきましたお客様はご自身でお店をされている方です。3人掛け、1人掛け、それぞれ違う場所への納品となりましたが、1人掛けソファの納品後のお写真を撮らせていただきました。
部屋全体のイメージに合わせて生地を選ばれて、インパクトのあるソファに生まれ変わりました。

伝統的なスタイルをモダンな生地で張り替えて世界で一つだけのアート作品のようなオリジナルソファが誕生しました。

Before


After



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